皮膚がん

皮膚がんは皮膚の異変から発見することができるがんです。早期発見でがんが小さければ治療の負担も少なく、費用も抑えられますが、種類によってはがん保険が下りないケースもあります。皮膚がんの医療費や保険が支払われないケースについて知り、がん保険加入の際に役立てましょう。

皮膚がんの治療方法と医療費

皮膚がん

皮膚がんには以下のような治療があります。それぞれの治療にかかる医療費についてチェックしておきましょう。

切除

皮膚がんの主な治療法が切除です。手術には単純切除術の他、レーザー療法や凍結療法、皮膚剥削術などがあります。費用は、健康保険が適用され、小さく浅いがんの場合には数万円程度で済むことがほとんどです。傷もそのまま縫合できるため、入院も必要ないことがあります。広範囲になると、手術とそれ以外の療法の組み合わせや形成手術が必要になり、費用が増えることもあるので注意が必要です。

重粒子線治療

皮膚がんは放射線治療が効きやすいものとそうでないものがあり、有棘(ゆうきょく)細胞がん、脂腺がん、メルケル細胞がん、血管肉腫などの放射線治療に感受性のあるがんが対象です。また、頭部の血管肉腫にも手術と放射線治療、化学療法などが行われます。

重粒子線治療が適用となることもありますが、重粒子線治療は保険適用ではありません。そのため、費用は約300万円、高額療養費制度も使えないため、かなり大きな負担になります。

新薬

皮膚がんの治療では、免疫細胞に働きかける新薬を使う方法もあります。がんではなく免疫細胞にがんを攻撃するように働きかける薬です。こちらも費用は高額ですが、健康保険が適用され、3割負担で25万円、高額療養費制度を利用すると標準的な所得の人では85,000円まで抑えられます。

皮膚がんの保険が支払われないケースとは?

皮膚がんの治療にがん保険を使いたい人は、前もってがん保険の契約内容と適用外のケースを確認しておくことが大切です。

がんの種類が適用外だった場合

皮膚がんにはいろいろな種類やステージがあり、ケースによってはがん保険の適用外になることがあります。上皮内がん、上皮内新生物と呼ばれるものの多くは、がん保険の対象外、もしくは減額の恐れも。皮膚のボーエン病がそれにあたり、基底細胞上皮腫はがん保険の対象になることが多いようです。

皮膚の悪性黒色腫は適用外のケースも

皮膚の悪性黒色腫は皮膚がんの一種ですが、上皮内黒色腫や若年性黒色腫は上皮内新生物にあたり、対象外とされることがあります。

結論

皮膚がんの治療費の多くはがん保険の対象となり、健康保険が適用されないものでも金銭的負担を軽減できます。ところが、条件によっては保険金が受け取れない場合もあるため、がん保険加入の際には契約内容をしっかり把握しておくことが大切です。