膀胱がん

膀胱がんはがん保険の支払い対象となりますが、状況によっては支払われないこともあるようです。膀胱がんの治療方法ごとの医療費やがん保険の給付金が支払われないケースについて紹介します。

膀胱がんの治療方法と医療費

膀胱がんにはいくつもの治療法がありますが、自費から保険対象になった画期的な治療法が多いのが特徴です。それぞれの治療法の医療費について紹介します。

光免疫療法

自由診療で、まだ日本で取り入れている病院やクリニックは少ない治療法です。費用も高額で、通院12回に対して300万円ほどかかります。

膀胱温存治療「OMC-regimen」

膀胱を取らないで行う治療法で、QOLの改善にも役立ちます。放射線と抗がん剤を組み合わせることで、膀胱を温存して転移を予防する方法です。

まだ自由診療で、費用は入院費を含めて約76万円、透析併用の場合は約86万円となっています。透析併用の有無はそれぞれの病状によって違います。

経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)

膀胱がんに対する内視鏡的切除術です。内視鏡を尿道から挿入して、電気メスでがんを切除します。開腹手術よりも体の負担が少ない方法で、健康保険適用の治療法です。

ただし、内視鏡では膀胱壁の外やリンパ節の切除はできません。リンパ節転移がなく、がんが筋層表面までの場合に適応となります。最低でも5日間~1週間程度の入院治療が必要です。

BCG膀胱内注入治療

BCGワクチンを膀胱内に注入する治療法です。結核予防ワクチンであるBCGが入ることで、免疫機能が活発化され、がんを叩く効果を高めるのが目的となります。上皮内がんで第一選択とされ、有効性が高い方法です。

膀胱全摘除術

悪性度が高いがんや浸潤がん、再発を繰り返し悪性度が上昇するがんなどに適用されます。BCG膀胱内注入治療が効かない場合にも使われる治療法です。

膀胱がんの保険が支払われないケースとは?

膀胱がんはがん保険の給付金の対象ですが、発見のタイミングによっては保険金が下りないこともあります。

上皮内新生物(膀胱の非浸潤がん)であった場合

発見したがんが非浸潤がんの場合、上皮内新生物としてがん(悪性新生物)とは区別されます。がん保険では上皮内新生物を対象外としていることが多く、給付金が下りないことも多いです。

過去にも膀胱がんで入院、手術も受けたものの保険会社で悪性新生物ではないと診断給付金が支払われなかった事例があります。

発見時ステージ0の場合

初期のがんは上皮内新生物と診断を受ける場合が多く、がん保険の対象外になることも。ただし、進行すると転移しやすいから、発見したら早めに治療を行い、完治させることが必要となります。

結論

膀胱がんは、保険の条件や発見時の状況によってがん保険の保険金が受け取れない場合もあります。しかし、膀胱がんは悪性度が高く、進行して転移しやすい傾向です。そのため、早期発見の場合には、特に注意深く治療や経過観察を行い、進行の具合を見逃さないようにすることが大切になります。