がん経験者も入れるがん保険とは?

再発や転移のリスクが大きいがんは、一度発症してしまってからのがん保険加入は難しいものと考えられてきましたが、近年は一度がんにかかったことのある方も安心して加入できる保険商品も出ています。ただし、保障内容に制限を設けられている場合もあるため、この記事を参考に、自分に合ったがん保険を選んでみてください。

がん経験者も入れる保険は2種類ある

がん経験者でも入れるがん保険は、「がん経験者向けのがん保険」のほかに「引受基準緩和型保険」が提供されていますが、どちらも一般的な医療保険よりも保険料が割高に設定されています。

がんに特化したがん経験者向けの保険

まずはがん経験者向けがん保険の特徴について見てみましょう。

▼がん経験者向けがん保険の保障内容の例

  • 再発・転移の保障
  • 入院・通院の保障(日数無制限)
  • 手術給付金(回数無制限)
  • 放射線治療給付金(回数無制限)
  • 抗がん剤治療や先進医療給付金の付与も可能

このように保障内容を見てみると、一般的ながん保険と同じ水準で提供されていることが分かります。ただし、前述したように一度がんを経験していると、再発リスクが高くなるため、加入時に以下のような条件を加えられることがほとんどです。

生命保険会社の保険商品

がん治療を終えた日から5年以上経っていること。

5年以内にがんの診断を受けていないこと。

健康状態の告知が必要。

損害保険会社の保険商品

乳がんを最初のがんとして発症したが、再発や転移が起こっていないこと。

新しいがんが見つかっていないこと。

つまり、再発の可能性は極めて高いが、過去5年はがんの治療や診断を受けることなく生活していることが重要とされるのです。

保障範囲が幅広い引受基準緩和型保険

引受基準緩和型保険とは、加入時に告知しなくてはいけない健康状態について不安を持つ方向けの医療保険と言えます。 日本の高齢化問題が背景にあり、持病を持つ人でもケガや病気に備えることができる保険を提供しています。

こちらも、過去5年以内のがんの治療目的で投薬や手術、入院等々を受けておらず、5年前にはがん治療を終えていることで加入できます。

加入すべき保険の選び方

  • がん保険に加入・・・一般的な終身医療保険に加入していたが、一度がんを経験して、再発や転移のリスクに備えたい方。
  • 引受基準緩和型保険に加入・・・これまで、一般的ながん保険や医療保険の類いに加入した経験がないが、がんにかかったことで、がんを含めたその他の病気・ケガに備えたいという認識を持った方。

上記はあくまで保険の加入に迷った時の参考にして下さい。なお、いずれにしても保険料は割高に設定されているため、家計への負担がとても大きくなります。そのため、保険を選ぶ際は複数の保険商品を見比べ、自分がほんとうに必要としている保障内容かどうかを細部まで確認することが重要です。